「 そっちが避けるのが当たり前…だと! 」まるでゾンビなスマホ釘づけ族が最悪!いい大人が駅のホームでノロノロ歩いてまで観たいものって一体、何ですか?
警視庁の調べによると“ながらスマホ”による交通死亡・重大事故が増えていると話す。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「2024年は過去最多ペースで事故が増えていると言います。確かに日常生活でも“ながらスマホ”を見る機会は本当に多いですよね。電車の中なんかは見渡すと9割の人がスマホを見ています。降りる瞬間になっても画面に釘付けになっている人を見ることも少なくありません」。 自動車の運転中だけでなく、自転車の運転中の“ながらスマホ”は11月1日から新たに罰則が設けられるそうだ。 「交通の危険を生じさせた場合に、懲役1年以下または30万円以下の罰金となります。罰則が設けられたということは、それぐらい事故が多いということでしょう。自らも改めて気をつけようと感じますね」。 確かにスマホを見る時間はどんどん増えているという人も多いのではないだろうか?今回はそんな“ながらスマホ”で恐怖体験をしたと話すある女性に話を聞いた。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
鈴木頼子さん(仮名・50歳)は、満員電車に乗って通勤してもう30年近い。 「満員電車って本当にストレスだなとは思いますが、なんやかんや30年近く仕事に通っていますね。だからこそ、その変化を目の当たりにしてきました。最近はスマホを見ている人の姿が気になりますね。私が若い頃はなんて言いたくはありませんが、ほとんどの人がスマホに釘付けで異様な空気を感じることもあります」。 頼子さんの通勤のお供は30年、ずっと本だ。 「ちょうどいいんですよね。電車に乗っているのはおよそ30分。毎日朝晩、この時間が楽しみです。でも今の人にはあんまりわからないんだろうな」。 スマホを使って本や新聞を読んだこともあったが、なかなか慣れなかったそう。 「紙の質感がやっぱり良くて。でも今の人たちにとってはスマホが自然なんでしょうね。電車に乗車する前、降りた後、会社に着くまで、どんなシーンでもスマホに釘付けの人を見かけますから」。 特に危険を感じるのが歩きスマホだ。 「だいたい耳にイヤホンをしていて、周りの音が聞こえていないんでしょうね。ぶつかりそうになるのはもう日常茶飯事。スマホを見ていないこちらが気を遣わなきゃならない現状には迷惑を感じざるをえません。特に朝の駅は整列からの乗車、降りた後のホーム、階段など、危険が多すぎます」。 先日はこんな場面に遭遇したらしい。