伐採された木をつかみ枝払いして造材加工、林業機械用アタッチメントの機能
松本システムエンジニアリングが完成
松本システムエンジニアリング(福岡県篠栗町、松本良三社長)は、伐採された木をつかみ枝払いして造材加工する林業機械用アタッチメント「トリケラプロセッサー」を完成し受注を始めた。パワーショベルに取り付けて使う。木を切り倒して枝払い加工する機械は従来からあるが、造材を中心とする機能に絞り使いやすくした。 切り倒した木の枝を払って全体の長さを測り、設定した長さに切りそろえる。対応する木の直径は最大60センチメートル。オペレーターが必要な操作を従来機より少なくした。作業負担を減らせ、習熟度を問わず使える。構造がシンプルになり、耐久性が増したという。 加工時間、直径、長さ、木の種類などのデータを蓄積し、表計算ソフトで使えるため在庫管理が便利になる。消費税別価格は1300万円から。 同社は林業機械の開発メーカー。無線操縦で伐採と搬送ができる作業車も製品化しており、組み合わせての利用を提案していく。