48平米の住まいに「食器棚」は不要。50代夫婦ふたり暮らしの食器収納の工夫
おうちの中でも大きな家具のひとつとして数えられる「食器棚」。子どもが独立するなどして家族が減り、食器が少なくなって食器棚を手放したいと思う方もいるのではないでしょうか。今回は、夫婦ふたりで48平米、2LDKのマンション住む本多めぐさんに、食器棚を使わないコンパクトな収納アイデアについて伺いました。 【写真】使用頻度の少ない大皿類はどこにしまう?
引っ越したらキッチンが狭い!食器をスチールラックに収めてみる
ミニマリストで食器が少ないわが家。新婚の際に購入した食器棚は、あまり使っていないため今年処分しました。以前はキッチンがそこそこ広かったのでシンク下などに適当に置けたのですが、引っ越し後は置き場が少なくなりました。 そこで、スチールラックを活用して食器を収納することに。わが家の食器の収納をご紹介します。
スチールラックに100均のカゴを並べて食器を収納
食器棚の代わりにスチールラックを使います。スチールラックはそのままだと「棚」ですので、そこに100均のカゴを並べて、引き出しのように出し入れしやすい「収納場所」をつくりました。ここにお茶碗、汁椀、小皿、小鉢、中皿など普段使いの食器をすべて収納。もともとの食器の数が少ないこともあり、ふたり分の食器はほぼ収まりました。中身が少し見えるカゴにすることで、見えやすく探しやすくしました。 食器類は「割れない素材」が多いので、重ねて置いています。軽いので気軽に重ねられて便利です。あまり重ねすぎると下が取り出しにくいので4つまでにしています。 中皿3枚は立てて収納。シンプルに仕きりをつくって立てかけています。コップ類は4個あり、取りやすく並べています。コップ類は陶器&ガラス製なので重ねず、そのまま並べています。
引き出しがないので、カトラリーは箸立てに。カゴ内に収める
カトラリー類は立てて収納しています。食器棚を使っていた際は引き出しがあったので横置きでしたが、スペースがないので立てる形に。入れ物はジャムのあきビンです。 ふたりなので量が少ないこともあり、「箸・スプーン」といったよく使うものと、「フォーク、レンゲ、予備の箸」といった使用頻度の低いもので分けました。
使用頻度の少ない大皿類。グラスはキッチン下へ
スチールラックに入りきらない大皿2枚、そば丼、グラタンやドリア用の大きな耐熱ガラス容器を、シンク下に収納しました。いちばん手前の取りやすい場所に置いたのでパッと出せます。 そのほかに年に数回使うワイングラスがありますが、容器に入れて奥に収納しています。使う頻度が低いので、少々出しにくくてもOK。グラスは特別な日に欠かせないので捨てません。 50代以降は動かしにくい大きな家具を減らし、コンパクトにすると暮らしやすいと感じています。また身近なものの組み合わせで工夫し、さらなる暮らしの変化にも対応しやすくしています。新たな食器収納のヒントになればうれしいです。
本多めぐ