王座決定トーナメントで野瀬翔平が大逆転の一本勝ちで決勝進出。ベルトをかけダイキ・ライトイヤーと対戦へ【修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.7」(9月22日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「環太平洋バンタム級チャンピオン決定トーナメント」1回戦で野瀬翔平(同級5位・マスタージャパン福岡)と人見礼王(同級9位・修斗GYM東京)が対戦した。試合は野瀬がチキンウイングアームロックで一本勝ちを収めた。 この日は1回戦のもう1試合として川北晏生(同級4位・TRIBE TOKYO MMA)vs ダイキ・ライトイヤー(修斗GYM神戸)戦が行われる予定だったが、川北が皮膚疾患のためドクターストップで欠場。ダイキが不戦勝となり、決勝は野瀬vsダイキの組み合わせとなった。今回のトーナメントは前王者・藤井伸樹(ALLIANCE)の王座返上に伴うもの。
1R、ともにサウスポーの構え。人見が圧をかけるが、野瀬は右足へのタックルで押し込み、ヒザをつけさせるが人見は小手投げ気味に逃れる。打撃を狙う人見に野瀬はタックル。しかし人見はディフェンス。野瀬はタックルからスタンドでバックをキープ。引き倒してテイクダウンを狙うが人見が立つ。すぐにバックから組み付き、ローリングして人見の右足を取り、足を絡めて極めに行く野瀬。人見がしのいで脱出すると上を取る。しかし野瀬は下から今度は左足を取りヒザ十字を狙うが、立ち際に人見が自らの左手で野瀬の右手を固めてから右のパンチを連打。野瀬は一方的にパンチを受けピンチも立ち上がりプッシュして離れる。人見がパンチで前に出るが野瀬は組み付き、攻撃を止める。人見は下から首を抱えた状態で1Rが終了。
2R、人見がパンチから圧をかける。野瀬はタックルに行きたいが、人見のパンチをもらってしまう展開が続く。パンチで腰が落ちるシーンもあったが、それでもタックルからテイクダウンに成功し上を取る。パスガードしサイドポジションに移行すると、足で人見の右腕を殺しヒジとパンチを連打。しかし人見はしのぐと裏返す。野瀬はそのまま左腕を取るとチキンウイングアームロック。人見は回転して脱出を図るが、野瀬は逃がさない。そのまま締め上げると人見がたまらずタップし、野瀬が逆転の一本勝ちを収めた。 右目を大きくはらした野瀬は試合後のマイクで「この内容では大きいことは言えないんですが、次、修正して、もっと強い姿を見せてベルトを獲りたいと思います。また頑張ります」と反省の弁。