【プレビュー】サマーブレイク前のスパ・フランコルシャン決戦…”スパ・ウェザー”での波乱は起こるのか要注目…第14戦ベルギーGP|F1
2023年 ベルギーGP結果
2023年のF1第13戦、ベルギーGP決勝は2023年7月30日行われた。 現地スパ・フランコルシャンはF2のレース2から引き続きドライの路面状態。各ドライバーはソフト、ミディアムとバラバラの第1スティントを選んだ。上位勢はソフトが多く、11番グリッドの角田裕毅はミディアムをチョイスしている。 レースがブラックアウトとなり、スタート直後に上位勢で接触が発生。カルロス・サインツと接触したオスカー・ピアストリが最後尾までポジションを下げた。ターン5のケメルストレートエンドでセルジオ・ペレスがチャールズ・ルクレールを抜き、トップに躍り出る。11番手スタートの角田はP8まで順位を押し上げ、オープニングラップを終えた。ピアストリはターン13過ぎでマシンをストップさせている。 角田裕毅はアルファタウリのアップデートが効いていることもありペースが良く、5/44周目には6番手まで順位を上げた。 6番グリッドからのスタートだったマックス・フェルスタッペンも6周目のターン5でルイス・ハミルトンを抜き、3番手までアップ。あとは前にペレス&ルクレールだけとなった。 7/44周目にはソフト勢がピットに入り、第2スティントへと移行していく。フェルスタッペンは9/44周目のターン5でルクレールを抜き、これでレッドブル1-2となっている。 角田は10周目にピットへと入り、ミディアムからミディアムへとつないだ。ピットアウト後、先にタイヤ交換を終えていたアレクサンダー・アルボンに抜かれてしまう。だが次の周のターン5でアルボンを抜き返している。 上位勢も15周目までには一通りピットに入り、ペレス、フェルスタッペン、ルクレール、ハミルトンの順番になる。一方で数分後には雨が降り出すのではないかとのチーム無線も。 17周目のターン5でフェルスタッペンが僚友ペレスを抜き、トップに躍り出た。 角田はタイヤ交換を終えていないガスリーやランス・ストロールを追いつつ、ここで少し雨粒が目立ってきたこともあり、各ドライバーはレースペースを落とす状況となった。24周目のターン5でガスリーを仕留め、角田は6番手に浮上している。 25/44周目に角田はソフトの第3スティントに移行。ここからは何かがない限り最後まで走り切る流れとなった。ここから他のドライバーも最終スティントのタイヤに切り替えていく。 トップのフェルスタッペンが2番手ペレスを突き放して独走状態に。3番手ルクレール、4番手ハミルトン、5番手フェルナンド・アロンソという順番に。ロングスティントで1ストップ作戦にしたジョージ・ラッセルやストロールがここに割り込み、角田は9番手走行となっている。 角田は後ろから迫ってきたエステバン・オコンと戦い続けるも、39/44周目のターン5で抜かれてしまった。入賞圏内の当落線上である10番手となる。 トップのフェルスタッペンが後方との差を22.3秒まで広げ、6番グリッドからのレース開始をものともせず同年の10勝目をマークした。レッドブルとしては開幕12連勝を飾り、同一シーズンでの12連勝はF1新記録となる。年をまたいでの連勝は13連勝となった。 2位ペレス、3位ルクレールまでが表彰台に上がった。最後ファステスト狙いのハミルトンが4位+FLの1ポイントを手にしている。 5位アロンソ、6位ラッセル、7位ノリス、8位オコン、9位ストロールと続き、10位は角田。2023年3度目の入賞を果たし、貴重な1ポイントを手にしてサマーブレイクへと入ることになった。
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