マカオ、カジノで負けた中国人の男が大学キャンパスへ侵入して窃盗
マカオ治安警察局は11月27日、タイパ島にある大学のグラウンドへ侵入して学生の所有物を盗んだとして40代の中国人(中国本土居民)の男1人を逮捕したと発表。 同月24日、7人の学生から大学キャンパス内にあるグラウンドでスポーツをしていたところ、グラウンド傍の階段などに置いていた所有物(バックパック、スマートフォン、タブレットPC、ワイヤレスイヤホン、現金)が盗まれたとする被害通報が寄せられたとのこと。
同局が天眼と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して容疑者の男の身元を特定するとともに、動向を追跡。翌日(25日)、この男がマカオ半島のギアの丘にある草むらに現れた際、逮捕に成功。盗難品も奪還できたという。 男は同局の調べに対し、カジノで負けたことから窃盗を企図したと犯行を認めた上、盗んだものの中にあったスマートフォンのGPS機能で追跡されるのを恐れ、犯行当日に草むらの中へ隠したが、翌日取りに来たところ警察官に見つかったなどと供述。同局では、男を加重窃盗罪で検察院送致する方針とした。