『serial experiments lain』の公式Xが謎の映像を投稿 なにかしらの新たな動きの予告か
カルト的人気のメディアミックス作品『serial experiments lain』の公式Xにて、謎の予告映像がポストされている。映像は3秒ほどと短く、詳細は不明だ。だが、今後なにかしら作品に新たな動きがあることを予感させる映像となっている。 「Serial Experiments Lain」画像・動画ギャラリー 『serial experiments lain』は1990年代に発表されたメディアミックス作品だ。1998年に放送・発売されたアニメとゲームが有名で、どちらも先駆的な内容でカルト的な人気となっている。作品としては、ネットワーク上の仮想空間と現実世界の境界を描くような設定だ。ゲーム版は仮想OSを使ってログを辿っていくような内容で、現在のインディーゲームにはありそうだが、当時としてはユニークなものだった。アニメ版については、こちらのコラム記事をチェックしてみてほしい。 ここ最近の『serial experiments lain』の動きとしては、2024年6月にオンライン展示会「Weird展:ようこそ、ワイヤードへ」が『VRChat』上で開催されていた。2023年には代替現実ゲーム(ARG)の『Layer 3301: De-Cipher』が発表されていたが、プロジェクトのリリースが中止になってしまっていた。それ以外にも「ねんどろいど」の発表や、ABEMAでのアニメ一挙放送などがあった。 ゲーム版は初代PS1で発売されたが、これまでに移植やリマスターなどは出ておらず、中古のパッケージがプレミア価格で取引されることがある。そのため、ゲームの移植やリマスター、リメイクが待ち望まれている。ゲーム版は1998年11月26日に発売されていたので、26周年を迎える2024年11月26日になにかしらの動きがあるかもしれない。ゲームの移植やリマスターが望まれるところだが、今回の映像はVR展示のティーザーなどなにかしらのイベントを予告している可能性もありそうだ。
重田雄一