スズキの2024年4~6月期、日欧好調で増収増益 通期予想は据え置き
スズキが6日発表した2024年4~6月期決算(国際会計基準)は、日本や欧州で販売台数が増加したことや、円安効果により増収増益となった。売上高と営業利益は4年連続、当期純利益は2年連続で前年同期実績を上回った。為替の動向など経営環境が不透明なため、通期業績予想は据え置いた。 営業利益の増減要因では、為替影響で375億円、国内での四輪車値上げなど売上構成変化で404億円、原価低減で105億円の増益要因となった。 世界販売台数は前年同期比7.1%増の78万4千台だった。新型車効果により日本が同14.8%増の17万台、欧州が同22.1%増の6万5千台と、日本と欧州で大幅に伸びた。主力市場のインドは、市場在庫の増加や生産調整により、同1.2%増の42万7千台にとどまった。