講演や体験コーナー通じ災害への備え理解 松山で消防フェスタ・防災シンポ(愛媛)
「みんなの消防フェスタ・防災シンポジウム」(松山市主催)が9日、同市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであり、市民らが講演や体験コーナーを通して、災害への備えや消防活動に対する理解を深めた。 山口大大学院創成科学研究科の滝本浩一准教授が聴衆約800人を前に、地域防災力をテーマに講演した。滝本氏は周りを気にする日本人の性格を踏まえ、「共助による自助の推進」を提唱。自主防災組織や消防団など地域コミュニティーの力を通じ、みんなで備えを進めている雰囲気を作り出すことで、自分の身を守る取り組みを促すことができるとした。 会場では、消防の放水体験や浸水リスクを学ぶコーナーがあり、日本防災士会県支部のブースでは、凝固剤などを使った簡易トイレを紹介した。
愛媛新聞社