トヨタSO松田力也、痛恨のキックミスで初勝利ならず「勝てるゲームを落とした責任を感じている」/リーグワン
リーグワン1部第3節第1日(4日、東京SG30-30トヨタ、味の素スタジアム)東京SG-トヨタの開幕2連敗同士の対戦は、ともに大事な場面でのゴールキックの失敗が響くなどして、30-30で引き分け。ともに初勝利はならなかった。BR東京を39-16で下した埼玉、相模原に40-34で競り勝った静岡が3戦全勝で、勝ち点14の埼玉が暫定首位に立った。静岡は同13で暫定2位。横浜は浦安に40-12で勝ち、今季初勝利を挙げた。 【写真】東京SG・SO高本もPGミス「修正しないと」 いつも冷静さを失わないトヨタSO松田力也に、悔しげな表情がありありと浮かんだ。 「勝てるゲームを落とした責任を感じている」 25-30の後半37分、WTBマッガーンのトライで追いつき、左中間から松田がゴールを狙った。日本代表キャップ39の名キッカーならさほど難しくない、勝ち越しとなるはずのキックは、わずかに左に外れた。「15メートルライン上で(入れごろ外しごろの)一番嫌な地点。試合終盤の疲労などもあるが、クロスゲームのこういう場面で決めないといけない」。埼玉からの移籍後初勝利をもたらすことができず、唇をかんだ。 1分け2敗の勝ち点4で、試合前の10位から順位は動かなかった。それでも松田と帝京大同期のNO・8姫野和樹主将は「スペースを見つけてそこにボールを動かすという、やりたいことはできていた。下を向かず、次への準備をしたい」と、11日のBR東京戦(長良川)を見据えた。(田中浩)