ノイアーのキャリア初となる退場はなぜ起きた?日本人エキスパートの見解「スピードの衰えが否めない」「アクションの躊躇も」
これまでも小さな判断ミスはあったが…
MVP級の活躍でブラジル・ワールドカップ優勝に貢献した10年前ならば、ノイアーがスタートを切った時点で相手アタッカーはそのオーラに委縮していたかもしれない。だが、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せるレバークーゼンの韋駄天はまるで動じなかった。 ノイアーにはこれまでも小さな判断ミスはあったものの、そのオーラとスピードで帳消しにすることができていた。しかし、最近は生命線であるスピード(スプリント)の衰えが否めない。従来ならばスピードを落とさず相手より先に触れられていた気もするが、この場面ではそのアクションを躊躇したようにも見えたのが気になるところ。 試合が持つ意味、スタジアムの雰囲気なども含め、複数の要素が今回のキャリア初となる退場劇を引き起こしたように見える。 ■田口哲雄(オイペンGKコーチ) 解説者プロフィール/1976年、埼玉県生まれ。 東京外国語大学卒業後、渡独。 2006年からケルンの育成部門GKコーチとして働き始め、U-21チームのコーチングスタッフおよびU-15からU-21のGK育成を担当。19年秋の帰国後、22年末までJFAコーチGK担当を務めた。24年10月、オイペン(ベルギー2部)のGKコーチに就任。現役ガーナ代表のアブドゥル・ヌルディーンなどの指導にあたっている。ケルン時代の教え子にリオ五輪銀メダリストのティモ・ホルン(現ボーフム)など。
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