福岡が12試合ぶり勝ち点「3」 小田逸稀の88分弾で名古屋撃破、ゴール自体が5試合ぶりで本拠地歓喜【明治安田J1第33節】
4日、明治安田J1リーグ第33節のアビスパ福岡vs名古屋グランパスがベスト電器スタジアムで行われ、福岡が1-0と勝利した。 【動画】小田逸稀の88分V弾 とうとう11試合未勝利&4試合ノーゴール、そしてリーグ最少得点「28」という12位福岡。対するは、3連勝中&3試合連続クリーンシート中という8位名古屋。対照的な両者である。 15分、名古屋は山中亮輔が左からマイナスのラストパス。古巣対戦となった5試合ぶり出場の山岸祐也がシュートを放つが、福岡GK永石拓海の冷静なセーブに阻まれる。 26分には、ボックス内でのルーズボールの奪い合いから、3試合ぶり出場となったキャスパー・ユンカーが巧みな切り返しで左足シュート。GK永石の正面を突いてしまう。 4試合ノーゴールの福岡は次第に耐える展開へ。 それでも40分、元エース山岸の中途半端なバックパスを敵陣で金森健志が拾い、最後はシャハブ・ザヘディが左足シュート。ブロックに遭って先制ならずも、少しずつ押し返していく。 対して名古屋は後半頭の47分、素早いボール回しから前進し、スルーパスに走ったユンカーがDFと競りながら左足シュート。ファーへ向かって転がったボールはポストを弾いて枠外へ。 55分、福岡は足を痛めたザヘディが下がり、36歳ウェリントンがピッチへ。その直後、連携ミスから絶体絶命のピンチに見舞われる。 名古屋は57分、敵陣で相手のミスからボールを奪った森島司がスルーパス。ユンカーがGKとの一対一を迎えるも、渾身の左足シュートはクロスバーに2度弾かれ、ゴールラインを割らず。 直後に3枚替え。再三のチャンスを活かせなかったユンカー、古巣対戦の山岸らが下がり、パトリックや永井謙佑が送り込まれる。しかし、この交代策はなかなか効果を発揮しない。 57分の大ピンチで助かった福岡は、その後攻勢。ただ、決定機と呼べるシーンには至らず、82分には重見柾斗がスピードを活かした裏抜けも、トラップが大きくなってGKに処理される。 ついに均衡が破れたのは88分。 福岡はロングスローから二次攻撃を展開し、ウェリントン、ドウグラス・グローリがボックス内でデュエル。こぼれが転がってきた小田逸稀がダイレクトで右足を振り抜き、名手ランゲラックが守る名古屋ゴールを打ち破った。 5試合ぶりにゴールを決めた福岡が、1-0と名古屋に勝利。勝ち点「3」は実に12試合ぶりとなった。名古屋は4試合ぶり黒星と4試合ぶり失点となり、ノーゴールは11試合ぶりとなった。 アビスパ福岡 1-0 名古屋グランパス 【福岡】 小田逸稀(後43)
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