第四種踏切を新たに一カ所廃止 群馬・富岡市
群馬県富岡市は、市内の遮断機と警報機がない「第4種踏切」を新たに1カ所廃止したと9日発表しました。 今年4月、高崎市にある上信電鉄の第4種踏切で、近くに住む小学4年生の女の子が列車にはねられ死亡しました。 事故当時、富岡市内には上信電鉄の第4種踏切が20カ所ありましたが、すべて廃止する方針の市は9日の定例記者会見で、11月末までの対応状況を発表しました。 発表によりますと、これまでの3カ所に加え、先月14日には七日市にあった第4種踏切にフェンスを設置し、あわせて4カ所を廃止しました。また、市道にある別の4カ所の踏切は、来年度以降に廃止予定です。 このほか10カ所の踏切にはカーブミラーやガードパイプなどを設置し、新たに安全対策を施したとしています。 榎本市長はきょうの会見で、全ての廃止に向け地元住民などと協議を続けていく姿勢を改めて示しました。