「今見てもキュートすぎる…」昭和ウルトラマン「美しきヒロイン」たちの魅惑的シーン
■郷秀樹との恋物語が描かれた「坂田アキ」
1971年から72年放送の『帰ってきたウルトラマン』に登場した、榊原るみさんが演じる「坂田アキ」も印象深い美女のひとりだ。 くりっとした目がキュートでスレンダーボディのアキは、第1話「怪獣総進撃」から登場。この頃から主人公の郷秀樹(ウルトラマン)とは周囲も認める恋人同士だった。 ただし、郷はMATに入隊することになって忙しい身の上に。そんな中でも第3話「恐怖の怪獣魔境」にてアキが郷からギターを直接教えてもらったり、第9話「怪獣島SOS」ではアキの弟の次郎も連れてピクニックに出かけたりと、郷がうらやましくなるほど親密なシーンが数多く描かれた。 一方、第16話「大怪鳥テロチルスの謎」、第17話「怪鳥テロチルス 東京大空爆」では、アキが「怪獣を見た」という友人の小野由紀子を郷に紹介。これをきっかけに由紀子は郷を頼るようになり、アキと郷は険悪な関係に……。それでもあくまで仕事熱心な郷に、涙目状態のアキの姿はあまりにも切なすぎた。 ただ、怪獣テロチルスが起こした騒動が解決したのち、アキは郷に対して「私もはじめからやり直すわ」と笑顔に。郷との仲睦まじい姿を見ていると、2人の恋路を思わず応援したくなってしまう。 しかし、第37話「ウルトラマン 夕陽に死す」にてアキはナックル星人にさらわれかけ、魔の手から逃れようとした途中で命を落としてしまう。それまで何度も愛くるしい表情を見せてくれた美女に訪れた突然の悲劇は、あまりにも衝撃的だった。
■まぶしいサービスショットも見せてくれた「城野エミ」
最後を飾るのは1980年から81年放送の『ウルトラマン80』に登場した、石田えりさんが演じる「城野エミ」隊員だ。UGMに所属するエミ隊員は主にオペレーターを担当しながらも、ときには戦闘機に搭乗して出撃。 はちきれんばかりのボディを隊員服で包み、最前線で活躍する姿は凛としたお姉さんといった雰囲気にあふれ、心惹かれた人も多かったはずだ。 怪獣をはじめとした超常現象に対応するUGMは地球防衛軍の中でも憧れの存在であり、第25話「美しきチャレンジャー」では、後輩で新入隊員のジュンに剣道で挑まれることに。このときは剣道着をまとい、美しい髪をタオルで包んだ姿を披露。ふだんの隊員服姿とはひと味違う、この珍しいシーンはエミ隊員ファンならば記憶に残っていることだろう。 第43話「ウルトラの星から飛んで来た女戦士」では、ガラガラ星人に追われて記憶を失い、星涼子と名づけられた少女の面倒を見ることに。このとき、涼子の健康を取り戻すため、エミ隊員は体力作りに協力する。 赤いタンクトップに短パン姿で、まずは縄跳び。このシーンではエミ隊員の上半身がアップになるのだが、抜群のスタイルにドギマギさせられること間違いなし。おまけにマットの上で前転まで見せてくれる。 ただ、エミ隊員はこの第43話でガラガラ星人に捕まって鞭打ちの拷問を受けた挙げ句、UGMの仲間である矢的猛(ウルトラマン80)をかばって殉職……。その後、最終回の第50話「あっ! キリンも象も氷になった!!」では、銀色のピッチリしたスーツをまとった「アンドロイド・エミ」として再登場している。 他にも『ウルトラマンA』に登場した南夕子をはじめ、「昭和ウルトラマン」シリーズに登場した美女は枚挙にいとまがない。こういった美しい女性たちの存在も、シリーズを語るうえで欠かせない要素のひとつといえるだろう。
エンピツやまちゃん