夏休みに“小学校の先生”は何してる?「8月は休みでOKの学校も」知られざる実態とは
普段はできないから…成績表を作っておく
夏休みのうちに、子どもたちに渡す成績表の所見(コメント)を仕上げる先生もいます。 夏休みが一番落ち着いて、自分の仕事を進められるからです。多くの学校では2学期制を取り入れていて、成績表を渡すのは10月上旬。逆算すると9月上旬までに所見を仕上げておきたいところです。 4月から7月までの記録があるので、それを見ながら書けばよいのですが、40人学級の担任になると所見を書くのも大仕事です。そのわりに保護者って、先生の所見ってあんまり気にしていないんですよね。大事なのはAの数…がんばって書いたのに…と思うこともありました。
日々の激務を乗り越えられるのは夏休みのおかげ
7月の仕事をなんとかこなせば、教員の夏休みが始まります!長期で旅行に行く人もいれば、普段できない「何も考えずに一日ぼーっと過ごす」に徹する人もいます。 夏休みに思いっきりリフレッシュできるからこそ、日常の激務をなんとか乗り越えられるのだと思います。他の公務員ともかなり違う教員の夏休み。その実態が少しでも伝われば嬉しいです。 【あや】 勤続10年の元小学校教員で、現在は民間企業人事部に勤める。会社員・副業ブロガー・Webライターの三刀流で働きながら、教員の転職・副業・働き方改革について発信中。「がんばる先生を幸せにする」のがモットー。X(旧Twitter):@teach_happiness
日刊SPA!