長嶋一茂、番組で“バカ息子”直球質問…思い出される「落書き事件」、“鉄板ネタ”に昇華できたワケ
10月23日、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)に出演した長嶋一茂。元ヤクルトのドラ1で、巨人でもプレーしたれっきとした元プロ野球選手だが、現在は芸能生活28年、レギュラー番組も多数持つ売れっ子タレントだ。番組では、その一茂に「いっぱいコメンテーターやってるけど、バカなのってキャラなんですか?」と直球の質問が。 【ランキングあり】長嶋一茂は2位…「嫌いなコメンテーターランキング」 「一茂さんは『バカ息子と呼ばれたことはあるけど、バカじゃない』と応戦。プロ野球時代に、甲子園で『ビールの売り子さんが集まってて、その中の1人が「バカ息子、帰れ~!」って』とヤジられた話を披露し、そこから『バカ息子』が広まったと主張しました」(芸能記者) しかし“一茂”“バカ息子”とくれば、必ず思い出される事件がある。司会の東野幸治も「『バカ息子』って言われたんじゃなくて、壁に書かれてたんでしょ?」とツッコんでいたが、事件が起こったのは、今を去ること12年前だ。 「2012年末に一茂さん宅の壁に『バカ息子』と落書きされた事件があったんです。しかも、当時は有名女優の仕業だとも報じられ、大問題になったんです。ただし、当時これが刑事事件になったわけではありません。また、この疑惑が報じられた女優は、2017年に芸能界を引退しています。 報じられた当時は、『ウチには娘しかいないんだけどなぁ』という一茂さんのコメントと共に、大きな話題になりました」(同前) 当時から、自分が“バカ息子”呼ばわりされる所以はないとのスタンスは崩していないようだ。 「一茂さんにとっては、もはや『落書き』という単語自体がネタになっていますね。一茂さんのレギュラー番組『ザワつく!金曜日』(テレビ朝日系)の2021年の放送では、強力洗浄機を紹介する際に、鉄板にスプレーで『バカ息子』と書かれた文字を洗浄する場面が登場していじられています。 また2018年、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)では、騒動当時を振り返り『ここだから言いますけど、2家族で温泉とかも行ってました』と、疑惑の女優との交流を明かしていました」(同前) 長い年月を経て、もはや鉄板ネタにまで昇華した「一茂宅落書き事件」。なぜ、これほどまでに定着してしまったのだろうか。 「いちばんは、疑惑を報じられた女優が芸能界を引退しているということでしょう。もし彼女がまだ芸能界にいたらなかなかいじりづらいこともあるでしょうが、そうじゃないなら、いわば芸能界でいざこざにならない“安全なネタ”と言える。 それに、一茂さんと言えば最近も『多すぎるハワイ休暇問題』などで、自由奔放ぶりを視聴者にたびたび指摘されていますから、『バカ息子』という強い言葉がどうしても面白い。しかも、一茂さん本人も悪びれるそぶりがないから、芸人などからするとイジリがいがあるのでしょう。今回の『1周回って知らない話』でも、一茂さんの見事な切り替えしのせいもあって、大ウケでしたからね」(芸能評論家) こう考えると、「バカ息子」キャラも案外計算なのだろうか……。