60代ですが、周囲が「キャッシュレス決済」に移行しはじめました…キャッシュレス決済だとお金の管理ができなくならないでしょうか?
支払い方法でキャッシュレスを選択する方は増えてきています。周囲がキャッシュレスをよく利用するため、自分もキャッシュレスにするか悩んでいる方もいるでしょう。 キャッシュレスと現金払いの特徴やメリットを知っておくと、自分にどちらの決済方法が向いているのか判断しやすくなります。今回は、キャッシュレスと現金払いのメリットやデメリットなどについてご紹介します。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの?
キャッシュレスで支払っている割合はどれくらい?
経済産業省が公表しているデータによると、2023年時点でのキャッシュレス決済比率は39.3%でした。キャッシュレス決済比率とは、消費者がものを購入する際の「クレジットカード支払額」「デビットカード支払額」「電子マネー支払額」「コード決済支払額」の合計を、消費者が支払った総額である「民間最終消費支出」で割った割合です。 つまり、約4割がキャッシュレス決済を選択していることになります。同データによると、2013年時点でのキャッシュレス決済比率は15.3%でした。10年でキャッシュレスを使用する方は2倍以上に増加しています。
キャッシュレスのメリット・デメリット
キャッシュレス決済の大きなメリットは、支払いがすぐに終わる点です。カードを機械にかざしたりQRコードを提示したりするだけで決済が完了します。忙しい方に向いている決済方法といえるでしょう。 さらに、カードかスマートフォンがあれば支払いができるため、財布が小銭やお札で分厚くなりません。お気に入りの財布をあまり傷めずに済むでしょう。カードやコード決済の種類によってはポイントによるキャッシュバックが受けられるケースも少なくありません。 一方、キャッシュレス決済は不正利用されるリスクもあります。また、個人経営店などではキャッシュレス決済が利用できないケースもあるため、初めて使う店舗では事前に利用できるか調査が必要です。 使った金額が分かりにくいこともデメリットでしょう。うっかり使い過ぎる可能性があるので、利用限度額を決めるなどの対策をしておくことがおすすめです。