【マイルCS】マイルでオオバンブルマイ!絶賛成長中で1週前からムード抜群
[GⅠマイルCS=2024年11月17日(日曜)3歳上、京都競馬場・芝外1600メートル] マイルCSのオオバンブルマイ(牡4・吉村)陣営のムードがいい。まず、抜群の動きを見せた1週前追い切りを終え、武豊がこう話したという。 「メチャクチャ良かった。夏に乗ったときもそうだったけど、力強くなって体を使えるようになってきた」 その動きに関しては、調教を確認した記者も思わずノートにペンを走らせた。今秋から東スポ競馬Webに搭載された「記者メモ」にこんな内容で記されている。 攻め駆けタイプとはいえ、この日のウッドで6ハロン79・8秒でラストも11・2秒。併せた2頭を軽くちぎってしまった。重賞勝ち馬、他のGⅠ出走馬も多く追い切ったこの日だが、最も目立つ動きを見せたのがこの馬だった。 吉村師も「前走後はもうひとつ馬体が分厚くなって体重も464キロまで増えている。古馬らしくシッカリしてきたし、今日のように6ハロン80秒を切るような強い負荷をかけられるようになった」とニッコリ。成長ぶりと充実度ならメンバー随一と言っていい。 1200メートルを続けた使ったせいか、マイルの距離を心配する声もあるが、そもそも3歳4月に阪神1600メートルのアーリントンカップを勝っており、NHKマイルも3着。先週のメモには武豊が「マイルまでは守備範囲」と口にしていたことも書かれており、安心していい。さらに、その武豊を今週取材した三嶋記者は「記者メモ」にこう記した。 「さすがに中山の千二は忙しすぎたけど、今回は千六だし京都の外回り。直線は長い方がいいし、荒れてきた馬場もいいと思う。渋った方がチャンスあるかな」と武豊騎手の口ぶりは色気ありまくり ボルテージは上がるばかり。さらに前日調整で手綱を取った山田助手は「競馬に行って手綱を放せばいつでもはじけそうな雰囲気」と話した(リポート記事より)。一発気配だ。
東スポ競馬編集部