岩手JFL降格が決定的に 2014年のJ昇格から10年…3試合を残しJ3最下位が確定
岩手は勝利が残留の絶対条件だった
いわてグルージャ盛岡(岩手)は11月3日のJ3リーグ第35節ツエーゲン金沢戦で1-1ドローとなった。この結果、残り3試合を残して最下位が確定しJFLへの自動降格が決定的となった。 【動画】「ユベントスみたい」「そっくり」 Jクラブが発表した20周年記念ユニフォームデザイン 直近4連敗と苦しみ最下位に沈む岩手。勝ち点21にとどまっており、19位Y.S.C.C.横浜との差は11となっている。これにより3日のホームの金沢戦で引き分け以下の場合は20位でのフィニッシュが確定。生き残るにはラスト4試合で勝利が必須条件となる。 金沢との一戦は前半からアウェーチームに押される展開に。だが防戦一方だったなかで、数少ないチャンスを岩手がものにする。同アディショナルタイム1分。FW河辺駿太郎のキープから中央のMF安達秀都へ。縦パスでスイッチを入れてMF加々美登生がダイレクトで中へ割って入った河辺に送る。左足を振り抜き、右ポストに当たったシュートはそのままゴールネットに吸い込まれた。 ハーフタイム直前に得た先制弾。大事にしたい岩手だったが、後半4分に相手にフリーキックを与えてしまう。キッカーのDF長峰祐斗が放ったボールが岩手の選手に当たりコースが変わり、金沢の同点ゴールとなった。岩手は最後まで追い付くことができず、1-1のドロー。この結果、岩手は3試合を残し19位との勝ち点差が10となったため、今シーズン最下位が確定した。 JFLは、優勝の可能性がある首位栃木シティ、2位高知ユナイテッドSCがともJ3ライセンスを保有。優勝チームがリーグの定めた条件を満たせば2014年にJリーグに昇格した岩手の降格が決まる。
FOOTBALL ZONE編集部