アルファード用TOM'Sエアロ&アルミホイール発売。レーシングカー開発のノウハウがミニバンにも!
トヨタのレーシングチームでカスタムパーツの販売を手掛ける「TOM'S(トムス)」は2024年7月4日、アルファード専用(40系)のエアロパーツである「TOM'S スタイリングパーツセット」および専用アルミホイールを、2024年9月1日より発売することを発表した。 【写真はこちら】こちらはブラックのボディカラーに、TOM'S スタイリングパーツセットとアルミホイール「TWF05(スパッタリング)」を組み合わせている。(全7枚)
トヨタのオフィシャルチューナーとして、スーパーGTやスーパーフォーミュラなどのモータースポーツチームの運営だけでなく、自動車のカスタムパーツを手掛けているトムス。 カスタムパーツでは、レース経験のノウハウを生かしたエアロパーツやアルミホイールなどのドレスアップパーツのほかにも、エキゾーストシステム(マフラー)やサスペンション、ブレーキ系用品など、機能系パーツにも力を入れており、いずれも高い人気を誇っている。 今回発売を予定しているのが40系アルファード(現行型)の「TOM'S スタイリングパーツセット」&専用アルミホイールだ。 このスタイリングパーツセットは、東京オートサロン2024および大阪オートメッセ2024に出展されており、大変好評だったもの。ノーマルのデザインの良さを生かし、後付け感のないフィッティングと、加工を伴わない簡単な取り付けを考慮して設計されている。 また、スタイリングの良さは当然ながら、レーシングチームであるトムスならではのエアロダイナミクスのノウハウを生かし、空気抵抗の低減を体感できる見た目と機能を両立したエアロパーツとなる。 スタイリングパーツセットの内容は、フロントアンダースポイラー、サイドスポイラー、リアアンダースポイラーの3点。 まずフロントアンダースポイラーは、スーパーGT などのレーシングカーで採用されている「フリックボックス」を参考に車体前面にボックス状の構造を設置している。 そして形状の一部をラジエーターグリルの隔壁に利用して冷却効率を向上させ、グリルの横部分はカナード状にデザインして車体上部への整流を行っている。 下面は中央のスリットで流速を上げ、フロントタイヤハウスへの整流によって内圧を下げる効果があり、高速域でのスタビリティを向上させる効果がある。 サイドスポイラーは走行中に回転するタイヤが発生させる乱流と横方向から車の底面に流れ込もうとする気流を防ぎ、後方にスムーズに流すことで高速走行の安定性を実現する。 そしてリアアンダースポイラーは、テールゲート面に滞留する負圧をフロントアンダースポイラーとサイドスポイラーで整流された気流を利用して引きはがす効果があり、空気抵抗の軽減に寄与する。
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