“ドン・ファン”元妻に「4~5gの覚醒剤を売った」 密売人が出廷し証言
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性が殺害された事件の裁判で、覚醒剤を密売していた人物が出廷し、「被告に4から5グラムの覚醒剤を売った」と証言しました。 須藤早貴被告(28)は2018年5月、夫だった野崎幸助さん(当時77)に和歌山県田辺市の自宅で致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われていて、裁判では無罪を主張しています。 きょうの裁判で覚醒剤の密売をしていた人物が出廷し、事件のおよそ1カ月半前の未明に、田辺市内の路上で「被告から現金10から12万円を受け取り、4から5グラムの覚醒剤を渡した」と証言しました。その際、須藤被告から「夫には知られないようにしている」と話をされたということです。 また、検察は覚醒剤を購入したとされる時間の直前に、須藤被告の口座からATMでおよそ10万円が引き出されたとする記録を提示しました。 判決は12月12日に言い渡される予定です。
ABCテレビ