派遣社員ですが、派遣先で「契約社員にならないか」と言われました。収入は「月24万円」と変わりませんが、ボーナスが支給されるそうです。なにか“デメリット”はあるのでしょうか?
直接雇用で契約社員になるデメリット
派遣社員から契約社員になると、待遇が良くなることも多いですが、デメリットも存在します。派遣社員は自身の働き方に合う求人を紹介してもらえます。勤務日数や時間、場所、残業の有無などの基本条件はもちろん、最近は在宅勤務(テレワーク)の有無や頻度の要望を聞かれることもあります。 一方、直接雇用となると基本的に「1日8時間・週5日」のフルタイムで勤務するケースが多いため、臨機応変に働くのが難しくなる可能性もあります。派遣社員の場合は1度に結ぶ契約期間が短いためさまざまな職場を経験できるメリットもありますが、直接雇用になると「簡単に仕事を辞められない」と感じる人もいるかもしれません。
契約社員の打診を受けるか迷ったら考えたいポイント
派遣社員から契約社員にならないか提案されて迷ったら、次の3つのポイントを考えてみましょう。 ・仕事とプライベートの両立はできるか ・正社員登用制度はあるか ・給与や勤務時間などの条件は納得できるか 派遣社員としてすでにフルタイムで働いていたとしても、契約社員となって勤務時間や有給休暇の取得方法、残業の有無などの条件が変わることもあります。雇用契約を締結する際はもちろん、それまでにも不安なことがあれば直属の上司や人事担当者などに質問してみましょう。 契約社員になっても「有期雇用契約」であることは変わりません。将来的に「無期雇用契約」の正社員を目指す意思がある場合は、勤務先に正社員登用制度はあるのか、勤続年数や人事考課などによってルートが異なることもあるのかなどを確認しておきましょう。
まとめ
本記事では、派遣社員から直接雇用の契約社員になると、どのようなメリットやデメリットがあるのか解説しました。ボーナスが支給されたり福利厚生が充実したりするなど待遇が良くなることも多いですが、全員に向いているとは限りません。 収入アップを目指すことは大切ですが、大きなミスマッチを防ぐためにも自分のライフスタイルと照らし合わせて、どのような働き方がベストなのか確認しましょう。 出典 一般財団法人労務行政研究所 東証プライム上場企業の2024年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部