【菊花賞・生情報】エコロヴァルツは濃密コンタクトの岩田康誠が3000メートルにゴーサイン!
[GⅠ菊花賞=2024年10月20日(日曜)3歳、京都競馬場・芝外3000メートル] 9月のGⅡセントライト記念3着馬で、皐月賞(7着)→ダービー(8着)とクラシック皆勤賞のエコロヴァルツ(牡・牧浦)。出走する全馬にとって未知数の3000メートル戦で、ラスト1冠取りに向けて闘志を燃やしている。 最終追い切り翌日の18日は、軽い運動メニューをこなして体をほぐした。「気配は変わりないです。少しピリッとしていい感じですね」と充実ぶりを伝えるのは牧浦調教師だ。 前走は、好発を決めながらヤマニンアドホックにハナを譲る形。前半5ハロン60秒5のスローペースでも番手でスムーズに折り合うと、直線でしぶとく脚を伸ばした。「ジョッキー(岩田康)はダービーのとき、『距離が持つかな』と言っていましたが、前回乗ったときは、『この雰囲気だったら大丈夫』と言ってくれました。距離に対して不安がありましたが、その言葉で変わりました」と牧浦師が語るように、普段から密にエコロヴァルツとのコンタクトを取るベテラン岩田康の言葉が、トレーナーのJRA・GⅠ初制覇の夢を後押しする。 引いた枠順は7枠15番。トレーナーは「内のほうが良かったですが、ごちゃつかないところで良かったと思うことにします」と前を向き、「菊花賞を勝ったことのあるジョッキーですからね」と鞍上に全権委任の構え。菊舞台攻略に向けて、態勢は整った。
東スポ競馬編集部