洪水被災地で歓待受ける 国王夫妻、抗議から一転 スペイン
【パリ時事】スペインのフェリペ国王とレティシア王妃は19日、大規模洪水で200人超が死亡した東部バレンシア自治州を再び訪れた。 3日の慰問では、行政の対応や支援の遅れに不満を募らせた住民の抗議を受け、泥を投げられる騒動となった。しかし今回の被災地では、一転して拍手と笑顔、「国王万歳」の歓声で迎えられた。 国王夫妻が訪れたのは、被害が大きかった州都バレンシア近郊チーバや、隣接州の被災地など3カ所。行く先々で住民に握手を求められ、スマートフォンで撮影された。前回の慰問とは「全く異なる雰囲気」(公共放送)になったが、随行したマソン州首相は再び罵声を浴びせられた。