レッツノート FV5レビュー - 日常使いで役立ちそうなCore Ultraの性能と3:2のディスプレイ
取り外し式のバッテリーも“いまだ健在”だ。多くのモバイルノートPCが本体の薄さを重視してバッテリーを内部に収容し、ユーザーが交換的できないようになって久しいが、Let'snoteのラインナップでは、以前からバッテリーパック式を継承している。 これは劣化して駆動時間が短くなったバッテリーパックをユーザー自ら交換できるという目的のほか、複数のバッテリーパックを持ち歩いて交換することで、実質的なバッテリー駆動時間の延長のためにも役立つ。 また、バッテリー駆動時間より本体を軽くして持ち運びを楽にしたいなら、容量を半分にして軽量化したバッテリーパックが選択できるなど、柔軟なバッテリー運用が可能だ。
■Wi-Fi 6EやThunderbolt 4、今や希少なSDカードスロットも搭載 ディスプレイ以外でも本体の仕様は従来モデルと共通する。搭載するインタフェースは、Thunderbolt 4(USB 4 Type-C)×2基(電源コネクタ兼用)、USB 3.2 Gen1 Type-A×2基(1基はパワーオフUSB充電機能に対応)、ヘッドホン&マイク端子のほかに、映像出力用としてHDMI出力(4K120Hz・144Hz対応)を用意する。 メディア用インタフェースとしては、今やモバイルノートPCでは少数となってしまったSDメモリーカードスロットも載せている。 無線接続インタフェースでは、IEEE802.11axまでカバーするWi-Fi 6E(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠)とBluetooth、さらにLTE 4G(選択可)を利用できる。
■オンライン会議に役立つ機能は? Core Ultraが活きる機能も リモートワークでの活用を訴求するLet'snoteシリーズらしく、Webカメラやマイク、そして、音声補正やノイズキャンセリング、さらには背景をぼかす画像補正機能などWeb会議の品質を向上させる機能も充実している。 ノイズキャンセリングと画像補正などでは従来モデルからAIを活用しているが、Let'snote FV5ではCore Ultraに統合したNPUでAI関連の演算を実行することで消費電力を削減し、バッテリー駆動時間の慎重に効果があることが期待されている。