<横浜DeNAベイスターズ“下克上”日本一への軌跡>戦いは2023年オフから始まっていた
プロ野球2024年シーズンは、横浜DeNAベイスターズが38年ぶりの日本一を成し遂げ、幕を閉じた。セ・リーグ3位から、クライマックスシリーズを勝ち上がり、パ・リーグ覇者のソフトバンクホークスに勝利する下剋上は、多くの横浜市民や野球ファンを熱狂させた。 【画像】<横浜DeNAベイスターズ“下克上”日本一への軌跡>戦いは2023年オフから始まっていた ベイスターズの24年シーズンを振り返ると、エースの今永昇太投手のメジャー移籍による放出からスタートし、かつてのチームリーダーで海を渡っていた筒香嘉智選手の電撃復帰、短期決戦を制する戦術と、逆境を乗り越えてきた。 日本一までの〝軌跡〟をWedge ONLINEの記事で振り返りたい。 <目次> ・59年ぶり関西シリーズ決定の裏でDeNAがストーブリーグの「主役」になる理由(2023年10月22日) ・【筒香はなぜ、日本球界に復帰したのか?】MLBに立ちはだかる“契約の壁”、条項一つで変わる選手の戦い方(2024年4月19日) ・【DeNAの下剋上を成し遂げた3つのキーワード】シーズン勝率5割から勝ち上がった短期決戦の怖さ(2024年11月5日)
59年ぶり関西シリーズ決定の裏でDeNAがストーブリーグの「主役」になる理由(2023年10月22日)
プロ野球がポストシーズンで大いに盛り上がっている。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージはセ・リーグ優勝の阪神タイガースが同2位・広島東洋カープに3連勝で〝スイープ〟し、9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。パ・リーグは優勝チームのオリックス・バファローズが同2位の千葉ロッテマーリンズを相手にアドバンテージを含む4勝1敗としてCS突破。10月28日から開幕する日本シリーズでは1964年の阪神対南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)以来、実に59年ぶりとなる関西対決が実現することになった。 その一方、対照的にCSで敗退した球団はストーブリーグに突入し、激動のオフを迎えそうな流れとなりつつある。その筆頭はセ・リーグのCSファーストステージで広島に敗れたセ3位の横浜DeNAベイスターズだ。エースの今永昇太投手は今オフ、ポスティングシステムを利用し、MLBへ移籍する可能性が高まっている。自身の去就については「熟考中」とし明らかにはしていないものの、すでに米オクタゴン社と代理人契約も締結しており、メジャー挑戦への気持ちはほぼ固まっているとみられている。 【つづきはこちら】 59年ぶり関西シリーズ決定の裏でDeNAがストーブリーグの「主役」になる理由