駿台グループ、クラウド型校務支援システム「賢者クラウド」をリリース
駿台グループのエスエイティーティー株式会社が、クラウド型校務支援システム「賢者クラウド」の提供を開始したことを発表した。 【画像】賢者クラウドの主な機能 賢者クラウドは、公立・私立の高等学校800校で幅広く利用されてきた校務支援システム「賢者」をクラウドベースにリニューアルしたもので、学校業務に必要な機能をオールインワンで提供する。従来のオンプレミス版に比べ、クラウド化によって導入コストの削減やサーバーの保守・メンテナンスが不要になる点が特長だ。 同システムの導入により、学校現場の業務効率化が期待される。具体的には、柔軟な帳票作成機能を備え、学校独自の帳票レイアウトを自由に作成可能。また、直感的な操作性を実現し、ガイダンス機能を活用することで初めて利用する担当者でもスムーズな導入が可能だ。さらに、保護者との連絡機能では、欠席や遅刻連絡にとどまらず、成績表などの機密情報の安全な配布も可能である。 賢者クラウドの特徴は、多機能な校務支援だけでなく、セキュリティ対策の強化にも力を入れていることだ。校務回線からの接続を許可する厳格なアクセス制御を行い、機密性の高いデータも安全に管理する。 また、MicrosoftアカウントやGoogleアカウントとの連携を通じ、スムーズなログインや作業効率の向上も期待されている。さらに、月額制での提供というシンプルな料金体系により、各学校の予算に配慮した導入が可能となっている。 駿台グループは、学校業務の改善と未来の教育現場の変革に貢献していく方針を打ち出している。2025年度中には、駿台グループの各種教育サービスとの連携も予定しており、賢者クラウドの定期的なアップデートによって、常に最新機能を提供し、利用者のニーズに合わせたサービスを展開するという。
こどもとIT,編集部