ダニ・オルモが選手登録問題やクラブへの信頼を語る 「バルセロナは全ての大会で優勝を争える」
スペインメディアの『スポルト』と『ムンド・デポルティーボ』は30日、今夏にバルセロナへ加入したスペイン代表MFダニ・オルモのインタビューを掲載した。 バルセロナのカンテラで育ったダニ・オルモは、クロアチアの名門ディナモ・ザグレブを経て、2020年1月に加入したライプツィヒで頭角を表す。約4シーズン半に渡って活躍すると、スペイン代表でも主力に定着し、EURO2024では優勝に大きく貢献。そして今夏、バイエルンやマンチェスター・シティなど複数クラブが関心を寄せるなか、最大6200万ユーロ(約100億円)と報じられた移籍金で10年ぶりのバルセロナ復帰を果たした。 そんなダニ・オルモだったが、シーズン開幕前に加入が正式発表されたにも関わらず、クラブの財政やラ・リーガが独自に定めるサラリーキャップに関する問題からトップチーム登録が完了せず。しかし、27日に行われたラ・リーガ第3節のラージョ・バジェカーノ戦に後半から出場すると、1-1で迎えた82分に左足でゴールを決め2-1の勝利に貢献した。 ダニ・オルモは10年前に“ラ・マシア(バルセロナの下部組織)”を去り、ディナモ・ザグレブに移ったことを後悔していないかと質問されると「クロアチアに行ったことを後悔していない。あの当時は、それが最良の選択肢だったんだ」と説明。続けて「僕はいつもバルセロナを自分の家であり、夢であり、ここに戻ることが自分の目標だと考えてきたんだ」とバルセロナへの愛情を表現した。 また、自身の選手登録に時間を要したことでナーバスになったかと問われると、「いや、僕はクラブを完全に信頼したし、問題は解決すると信じていた。プレーする準備ができているのに、他の問題でプレーできないのはもちろん簡単なことではない。けれど自分は落ち着いていたし、起こり得ることだったと冷静に受け止めていた。最初は色々考えたけれど、最終的にはすべてうまくいった。それは重要なことだし、今の自分たちはすべてに対する準備ができている」と、第3節で達成したバルセロナでのデビュー戦に落ち着いて臨んだことを説明した。 更に、記者からの「バルセロナはタイトルを争う力があると思うか?」という問いに対し、ダニ・オルモは「そう思う。自分は全面的にそう信じている。だからこそ僕はここにいるんだ」と回答し、「バルセロナは全ての大会で優勝を争える」とクラブへの信頼を強調した。
SOCCER KING