“本来の”売り場と、“一番売れる”売り場は違う! 西野亮廣から問題提起。「本は本屋さんで売る」が正解だと思っている人が多すぎる!
あなたの商品の売り場、そこで合ってる?
今、自戒を込めつつ、皆さんに問うているのですが、「あなたの商品の売り場、そこで合ってる? 何も考えずに『本来の売り場』で売ってない?」というのが今日のメッセージです。 これ、ちゃんと「最も売れる売り場を探す」という意識を持っておかないと、僕らは本当にサボっちゃうんですよね。 本を本屋さんで売ることに何の疑いも持たない。 「本屋さんでどう売るか?」としか考えない。 商品・作品を売る時の正しい動きは、「本来の売り場」を忘れて、まずは、その商品・作品を持って「一番売れる売り場」を探す。 ちなみに、僕の絵本の場合だったら、本屋さんよりも、個展会場よりも、デザフェス(フリマ)の方が売れました。 それは試してみて初めて分かったことです。 「一番売れる売り場を見つけて、その中でどう売るか?」を考えるのが良い。 そして次の段階としてあるのが、商品・作品の中には「ヒットして認知を獲得した瞬間に、ギフト商品に化けるモノ」がある。 そうなってきたら、また「一番売れる売り場」が変わってくることもあるので、「一番売れる売り場」を探す旅に出なくちゃいけない。 とにかく、(僕を含め)多くの人が、自分の商品・作品を「本来の売り場」で売ることを信じて疑わない傾向があるので、ここはお互い気をつけていきましょう。 西野亮廣/Akihiro Nishino 1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。
TEXT=西野亮廣