3Dで浮かぶ平将門公を操る福士"赤天狗"直也

　9月21日～10月27日まで東京・神田明神にて行われている『平将門公と歴史偉人展～市川白狼が描く錦絵の世界』に、世界唯一のアニメ監督プロレスラーである福士"赤天狗"直也が来場した。 　神田明神が御祭神として祀っている平将門公をはじめ、将門公と関係する菅原道真公、空也上人、安倍晴明公、さらに日本の武将たちの資料を展示する特別展が神田明神資料館にて開催。 　神田明神に所蔵する肉筆画や浮世絵、イラストレーター市川白狼氏が描いた平将門公や歴史偉人、造形作家のいち。氏による作品、龍画師の絵獅匡氏によるイラスト作品、中森明菜の「DESIRE～情熱～」で衣装デザインを担当した芸術家・着物デザイナーの紫藤尚世氏の作品も展示されている。 　福士はアニメ制作会社『天狗工房』の代表取締役社長であり、『名探偵コナン』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』シリーズなど多くのアニメ作品の原作、監督、演出、脚本、シナリオ、絵コンテ、CG監督として関わり幅広いスキルを発揮。 　2015年にプロレスラーとしてデビューすると、大仁田厚や船木誠勝らと対戦。週刊プロレス・プロレスラー選手名鑑にも掲載され『世界で一番はじめにプロレスをやったアニメ監督』として活躍している。 　除災厄除の神様であり、勝負ごとの神様でもあると言われる平将門公の展示ということでレスラーの福士が来場。「武将としての強さも去ることながら、没後、日本三大怨霊の一人として知られる激烈な人物。漢としての強さ、圧、そして"結果を示して未来へ繋ぐ"将門公の生き様は、私が掲げている人生テーマの一つでもあります」と語る福士は、昨年挑戦したキックボクシングの試合で古傷が再発し治療中であり、復帰の祈願もおこなった。

いち。氏による偉人の造形作品と福士"赤天狗"直也

　展示を見ながら福士は「平将門公と歴史偉人展を視察！名だたるデザイナー、芸術家達が現代に偉人をクリティブ召喚！！！そして造形師いち。さん渾身の巨大立体造形"平将門公と歴史偉人像"は爆裂必見！迫力、威圧、美しさを兼ね備えた風光明媚な展示物！なんと小型版の像は販売されるとのこと！！ほっ欲しい！！そして、インターマンさんの空中コンピューターにも平将門公が！！ソリッドビジョンに出現するカラー造形物に触れると動く！回る！ソリッドビジョンで偉人達に触れ、邪気も悪意も激烈に振り払おう！！」と、3Dで空中に浮かぶ平将門公をぐるぐると回しながら大興奮。 　全てを見終えると「「兵を率いて戦う」は「天狗工房スタッフ達と共に妥協なく制作する」と近しく感じました。救いたいと思った者を救い、信じた道貫いた将門公。歴史的にみたら、「長い物には巻かれておけ」とおもわれる事象でも、自分の才覚を貫く。悪に屈さず、寡兵でも正義と己を貫き打ち破る。日頃からそう心がけていましたが、歴史を紐解くと、自分の考えとの共通点に震えました。宇宙で唯一のアニメ監督プロレスラーとして、全力で生き抜き、その結果、歴史に名を刻めるレベルの勝負をも制していきたいです」と気持ちを新たにした。 　後楽園ホールがある水道橋の隣の駅である御茶ノ水駅から徒歩5分の場所にある神田明神。初代タイガーマスクコラボ勝守なども授与されており、プロレスファンも楽しめる空間に是非期間中に足を運んで欲しい。