【ソフトバンク】159キロ左腕ヘルナンデス残留へ 「2年契約&大幅昇給」でメジャー流出阻止
ソフトバンクのダーウィンゾン・ヘルナンデス投手(27)が、残留することが決定的であることが3日、分かった。今オフには大争奪戦が繰り広げられるとみられていたものの、すでに球団と新たに2年契約を締結することで基本合意した。 最速159キロ左腕は今季「8回の男」に君臨し、開幕から29イニング連続奪三振のプロ野球記録を樹立。加入1年目の昨季はわずか1試合の登板に終わったが、今季は48試合に登板して3勝3敗、防御率2・25。奪三振率13・50という圧巻の成績を叩き出した。 球団は昨オフにヘルナンデスの伸びしろを評価し、契約延長オプションを行使。契約満了を迎える今オフ、小久保監督から全幅の信頼を寄せられる左腕の残留交渉は、球団の重大ミッションだった。シーズン中からメジャースカウトの熱視線を浴び、国内のセパ複数球団が獲得に向けて水面下で調査を進めていた。ヘルナンデスの去就を巡っては、中継ぎ補強が喫緊のメジャー球団に需要があっただけに、国内争奪戦の後、さらに日米争奪戦が展開される様相を呈していた。 球団は今季推定年俸6400万円から、中継ぎ投手としては破格の条件を提示して、早期決着にこぎつけた。メジャー復帰も選択肢にあったヘルナンデス。福岡、ホークスへの愛着もあり、ちゅうちょすることなく残留を決断したとみられる。
東スポWEB