「離婚届を何度突きつけたか」講談師で4児の母・七代目一龍斎貞鏡 取っ組み合いのケンカも乗り越え「この6年は仕事と家庭だけに生きている」
── 思っているだけではなく、きちんと伝わるように言葉にする。勉強になります。 貞鏡さん:お互いに仕事で疲れていますし、最初のころは何も言わずに溜め込んでいました。友達に話したところで愚痴になってしまうだけで何も解決はしません。目の前に仕事がこんなにある、家に帰ったら家事や育児も待っている。じゃあどうしたらいいのかと言ったら、やっぱり夫婦で力を合わせていくしかないんです。 ひとつひとつ、目の前の課題を夫婦2人で乗り越えるしかいない。夫婦でどうしても手が回らないときは、自治体の制度やプロのシッターさんを頼りながらなんとかやっている状況です。やらざるを得ないというのが正直なところですが、何とか子どもたちに寂しい思いをさせない頻度で私の大好きな高座をつとめさせていただく。今、その頻度を絶賛模索、奮闘中です。
親である私たちが解決しなければと思って、今でも夜な夜な夫婦で話し合ってお互いにわだかまりがないようにしています。溜め込んでいるといつか爆発してしまうと思うので。今は、仕事と家庭の2本の柱のために生きていますが、大好きで愛するこの2本の柱とは真正面から向き合おうと思っています。 ── 仕事が終わったら家に真っ直ぐ帰るそうですね。 貞鏡さん:子どもが生まれてからのこの6年間は、美容院に行くのもままならず、仕事と家庭だけに生きています。朝は子どもたちとギリギリまで過ごして、講談の舞台である高座の1時間前きっかりの電車に乗ります。仕事が終わったらすぐに着替えて電車に飛び乗って、トイレにも行かずに真っ直ぐに家に帰ります。
自分の親御さんや義両親、シッターさんに子どもを預けてお友だちと遊んだり、夫婦だけで食事に行ったりしたという友人の話を聞いて、正直、「へぇ~いいなぁ!」と思うときもありますが、人は人。私は、土日祝日も高座でシッターさんに預かってもらうことも多々ありますので、子どもたちに寂しい想いをさせないよう、高座が続いた時は、平日に全く仕事をしない日をあえて作り、少しでも多く家族みんなで過ごせる時間を作るようにしています。
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