「離婚届を何度突きつけたか」講談師で4児の母・七代目一龍斎貞鏡 取っ組み合いのケンカも乗り越え「この6年は仕事と家庭だけに生きている」
講談師として活躍する七代目一龍斎貞鏡さんは、育児を理由に夫婦の衝突も多くなったそうです。子育て、自分育ての真っ最中という現在の奮闘ぶりについて伺いました。(全3回中の2回) 【写真】「美人講談師」としても話題の七代目一龍斎貞鏡さん 背筋が綺麗な本番前のメイクシーンも「4人の子どもに取り囲まれて」(全9枚)
■子どもの体調不良も「誰かのせいにするのはみっともない」 ── 講談師は話芸で魅了する仕事ですが、4人のお子さんがいるご家庭でも話す言葉には気をつけているんですか。 貞鏡さん:家では「パンツ、しまいなさい!」「ほら、半ケツ出てる!」なんて叫んでいる私が、一歩外に出たら「卍巴と降る雪の中」なんて難しい日本語を使っているので、自分でもその振り幅がおもしろかったりします。
家でも言葉は気をつけるようにしてはいますが、あまりに厳しく教えてしまうとよくないかなと思って自由に育てています。子どもは、6歳、4歳、3歳、1歳。末っ子以外が家で使う単語は、ここでは言えないような放送禁止用語ばかりですが(笑)。抑制し過ぎて大きくなったときに爆発しないよう、今は成長の過程と思って好きなように言わせています。 ── 仕事との両立をしていますが、急なお子さんの体調不良はどう対応しているのですか。
貞鏡さん:大切な会の前の日に子どもが体調を崩して、夜中も2時間おきに看病をしていたという状況でも、それを舞台ではいっさい出さないようにすることを心がけています。そうは言っても、実際、本番も寝不足、稽古不足でうまくいかず悔しく落ち込むことも多々ありますが、誰かのせいにするなんてみっともない。絶対にそんなことはしたくないので、そんなときは、とにかく隙間時間を見つけて稽古をして、次の高座に挑みます。私の切り替え方法は、講談の発声練習である「修羅場」という合戦の読み物を読むことです。腹の底から大きな声を出して気持ちを落ち着けるのが、リフレッシュ方法ですね。
── 産休や育休もご自身で期間を決めるそうですね。 貞鏡さん:長男のときは出産予定日の1か月前まで務めさせていただいて、産後3か月ごろに復帰しました。妊娠中や産後は、心も体も乱れ、何が起こるかわからないので、自分の体調とよく向き合いながら決めています。周りの方のご助言は、自分の中で取捨選択してありがたく取り入れるようにし、昔からの迷信や世間の「こうあるべき」ということにとらわれないようにすることにしました。回復のペースも個人差があるので、私なりの道を模索しながらやっている最中です。
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