「ドジャース不利」の予想へ、怒りを隠さなかったマンシー（右、ロイター＝USA TODAY Sports）

　米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第5戦は11日（日本時間12日）、ドジャースがパドレスに2―0で勝利を収め、同シリーズを3勝2敗とし、ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。 　大谷翔平投手（30）や山本由伸投手（26）らドジャースナインが一丸となって1勝2敗の窮地から2連勝を飾って勝ち抜いたが、米メディアの「クラッチ・ポイント」によると、マックス・マンシー内野手（34）がパドレス戦前にドジャースの敗退を予想した評論家に向け「アイツらなんてクソだ！」と痛烈に批判するメッセージを送ったという。ネット上で拡散した動画の中で発覚し、マンシーはカメラに向かって指を向けていたとされる。 　ドジャースはレギュラーシーズンで両メジャーリーグ最多の98勝をマークしたにもかかわらず、地区シリーズでパドレスに負けるという予想が多数派を占めたとされる。これにマンシーは「何だ、クソ専門家の80％が俺たちが負けるって言ってたのか？」と憤慨。「アイツらなんてクソ食らえだ！　俺たちは自分たちが何者なのかを分かっている。俺たちは野球界で最高に素晴らしいチームだ。それを証明するためにここにいるんだ」と評論家たちを一蹴しているという。 　米メディア「ブリーチャー・レポート」によると、評論家たちの80％がドジャースを敗者と予想したという数字は、どこから出てきたのかは不明としている。MLB公式サイトも地区シリーズ開始前にパドレスの勝利を予想していたが、投票結果によるものではなかった。 　しかし、ドジャースが地区シリーズで1勝2敗と後れを取った時点で、オッズは大きくサンディエゴ（パドレス）有利に傾いたとし、2勝1敗とリードしたチームがシリーズを制した確率は5試合制の場合72・3％という。 　今回のメッセージの内容はNSFW（職場での閲覧に適さないコンテンツ）とみられる向きもあるが、マンシーは自軍を低評価した評論家たちを許すことはできなかったようだ。