【50歳代・二人以上世帯】貯蓄1000万円以上を保有する世帯は「多い・少ない」どっち?
将来に向けた準備について
50歳代といえば、確実に老後が近づいてきているといえます。いざ老後を迎えてからどうにかしようとしても、手遅れになってしまう可能性が高いでしょう。 大切なことは、気付いた時に後回しにせず、今その時からできることをしっかりと行動に移すことです。 とはいっても、なかなか自分ひとりで老後の生活をイメージするのは難しいと思われます。そんな時はプロの力を借りてみるのも良いでしょう。 自分自身の理想の老後生活を伝え、一緒にプランニングしてもらうことで、具体的に必要資金の金額がイメージできます。 ゴールが決まったら、そこから逆算することで「今から何をすべきか」が見えてくるでしょう。コツコツ貯蓄をすれば安泰なのか、いま注目を集めている新NISAをはじめとした資産運用を行うべきなのかも明らかになってきます。 全てはゴールを設定することから始まります。気になる方は、一度取り組んでみてはいかがでしょうか。 自分の将来は自分次第です。まずは望将来への第一歩を踏み出しましょう。 ここでは年金にまつわる「よくある質問」について見ていきます。 ●Q1. 厚生年金と国民年金の違いはなんですか? A1. 公的年金は2階建ての構造となっており、1階が国民年金、2階が厚生年金です。 国民年金 厚生年金 加入者 原則日本に住む20歳~60歳未満の人 公務員や会社員など 受給額(月額) 満額:6万6250円 平均:5万6368円 平均:14万3965円 保険料(月額) 1万6520円 報酬によって異なる 支給開始年齢 原則65歳 原則65歳(特別支給の老齢厚生年金あり) 受給資格期間 10年 1ヶ月 ●Q2. 自分の基礎年金番号はどこで確認できますか? A1. 会社員の方は、勤務先で確認することができます。 もしくは基礎年金番号通知書、年金手帳(青色)、国民年金保険料の口座振替額通知書、国民年金保険料の納付書や領収書、年金証書、年金額改定通知書等の通知書等でも確認できます。 ●Q3. 月の途中で転職すると、厚生年金保険料はどうなりますか? A1. 資格取得した月の保険料から支払う必要があります。 保険料は月単位で計算するので、月の途中で退職した場合は前月分までを納めます。月の途中で新しい会社に入社した場合、その月から保険料を支払います。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・総務省統計局「家計調査報告 〔 家計収支編 〕 2023年(令和5年)平均結果の概要」 ・日本年金機構「自分の基礎年金番号の確認方法を教えてください。」 ・日本年金機構「月の途中で入社したときや、退職したときは、厚生年金保険の保険料はどのようになりますか。」
荻野 樹