大阪府・吉村知事が定例会見5月20日(全文3)移動自粛要請の範囲も21日に決定
1000平米以上の遊戯・遊興施設はどうする
朝日放送テレビ:これも21に最終決定するのかと思うんですけど、数日前のテレビ番組で、USJとか海遊館みたいな1000平米以上の遊戯・遊興施設は解除可能っていう見解を以前示されていたかと思うんですけど、これについては現時点でどうお考えでしょうか。 吉村:これについても先ほど申し上げているとおり同じで、きちんと感染症対策が取れるかどうか、僕の中では思うリスクっていうのは、リスクの段階を追って考えているんですけど、やはり現実にクラスターが発生したところ。その次にやっぱり危険なのがクラスターとの類似の施設、発生してないけどね、類似の施設。その次が、クラスターも発生してなくて類似施設でもないんだけど、遊興・遊戯施設、運動施設で1000平米以上の施設。これはもう大規模ということで。遊園地なんていうのは一番下の大規模のほうに当てはまってくると思いますから、先ほど申し上げた感染症対策をきちんと取ってもらえるのかどうか、あるいは発生したときに、ある意味ちょっと注意喚起ができるような状況なのか、そういったことがやっぱり重要になってくるんじゃないかなと思っています。それを満たせるのであれば、僕は開催してもいいんじゃないかと、そう思っています。
解除後も休業要請する施設には補償を検討するのか
朝日放送テレビ:最後に宣言解除後も休業要請を出す施設には、さらなる補償っていうのは検討されますでしょうか。 吉村:これまで休業要請の対象になったところについての支援金というのはやってきました。現実に実行を今しています。それからどうしても同じようにしんどい状況の中でっていうので休業要請外のところも支援金をしてる。家賃については休業要請対象のところもこれは、僕もわーわー言ってきましたけど国で認められるということになってきた。無利息の融資というのも大阪で1兆円の融資枠というのも確保しています。 ですので、今の段階で延長したから何か新たな支援というところまでは考えてないですが、ただもし延長した場合、何も出口がなければこの先見えないじゃないかという不安はやっぱりあると思うので、私がさっき申し上げたような部分、この辺りをちょっと詰めていただいて、われわれもこれは当然詰めますけど、詰めていただいて、5月の28日の金曜日にもう一段の判断をしたいと思います。28日? 29? ごめんなさい、29日か。29日が金曜日ですから、29日までにもう一段の判断をしたいと思っています。 クラスターが発生したような事業団体から、現実に感染症防止のガイドラインなんかも出てません。そういった状況の中で本当に対策を取れるのかということは少し慎重には考えたいとは思っています。ただそれを、やっぱり毎日毎日がすごい大事な死活問題っていうのは僕も分かっているので、それをずっと延ばすつもりはなくて、5月29日までにもう一段の、もし休業要請掛けるところがあれば29日までにもう一段の判断をしたいと。おそらくそこが休業要請という意味では最後の判断日になるんだろうとは思っています。