大阪府・吉村知事が定例会見5月20日(全文3)移動自粛要請の範囲も21日に決定
自宅療養者に確認検査を行う方針に転換する考えは?
朝日放送テレビ:ABCの内田です。今の追跡システムなんですが、条件にする可能性があるということは、23日の0時には導入は間に合うという。 吉村:23日の段階で何か条件にするつもりは考えてはないです。できたときにお願いしますと、要請はかけると思います。QRコードシステムができるのは5月中にできます。たぶん23日の段階ではできてないだろうと思っています。 朝日放送テレビ:あと、自宅療養を陰性確認検査せずに解除されて再陽性になった人っていうのがきのう3人出まして、今もまだ、原則は宿泊療養ですけど、15人ぐらい自宅療養まだしてる方がいて、その方たちに関して検査を、陰性確認の検査をする方向性に方針転換するっていうことは考えてらっしゃいますでしょうか。 吉村:このウイルスっていうのは再燃するというのは、ごく少数ですけど、少例ですけど確実にあるというのは出ています。ですので陽性者の方は、一度、これはバスガイドさんのときもありましたけど、PCR検査で陰性になったとしてもその後陽性になる、いったんは陰性が出てるにもかかわらず陽性になるというのは、これはやっぱりあり得る話なので、PCR検査そのものを絶対視するということはむしろ考えてはいないです。 自宅養生されている方というのは基本的に無症状ないしは軽症、そしてリスク要因を持ってない方ですから、そしてホテルにも入っておられない方にはなりますので、ここは保健所と医師の判断で、2週間以上まったく症状がない方について、あえてPCR検査は必要じゃないんだ、というのが現時点での判断です。
府内なら不要不急の外出はある程度構わないか
朝日放送テレビ:あと、現時点でのお考えとして解除後、府県をまたいでの外出はやめたほうがよいと考えているのかっていうのと、あと、不要不急の外出というのは府内であればある程度してもいいと考えていらっしゃいますでしょうか。 吉村:ええ、外出自体は、僕は府内に外出していただくというのはいいと思っています。そして、今度は大事なのは外出の仕方がやっぱり問題だろう。マスクを、皆さんされていますけども、やっぱりマスクをして外出をする、外出したときは人との距離を取る、接触はできるだけ控えると、特に飲食なんかは気を付けると。唾液の中にかなりのウイルスがあるというのはもう分かっている話ですから。唾液でPCRできるぐらいですからね。そういったところに気を付けた上で、外出そのものをするなということを僕は言わないですし、その方針はありません。 で、府県間の移動、これはもう安倍総理もできるだけ府県間の移動は控えてもらえたいというふうにおっしゃっているので、そこはやっぱり僕自身も尊重しようというふうには思っています。ただ、そうはいっても、きのうのテレビでもちょっとありましたけど、じゃあ和歌山の人が大阪のデパ地下に行ったら駄目なんですかといったらそれは駄目じゃないのでね。いろんな買い物とか、外出をするなとは言わないですけども、府県間で、レジャーでどこか行くだとか、そこはできるだけ含んでいただけたらなというふうには思います。そのお願いの範囲についても21日に最終決定はしたいと思っています。