飛行機で「富士山がバッチリ見える席」に座るには?
明けましておめでとうございます! 飛行機に乗って空を飛ぶなら、富士山がバッチリ見える窓側席を指定したいですよね 【もっと写真を見る】
明けましておめでとうございます! 本年もこの旅連載をごひいきにお願いします! 今回は元旦公開の記事ということで、おめでたい「富士山」にちなんだトピックをお届けします。 先日、香港から香港エクスプレス(HK Express)を使って、富士山静岡空港に到着したときのこと。着陸態勢に入った機体の窓から、雄大な富士山を望むことができ、窓側席の人は写真を撮ったり、窓にかぶりついたりして、その見事な風景を堪能していました。 神奈川県出身で富士山には見慣れているはずの自分でも「これは絶景だ」と思ったほど。残念ながら筆者の座席は窓側ではなく中央席だったため、窓にかぶりついて眺めるということはできず、「窓側の席を指定すればよかった」と後悔したくらいです。 ●静岡上空を飛ぶなら、富士山を確実に見たい というわけで、せっかく飛行機に乗って、近くを飛ぶなら富士山を見たいですよね。とはいえ、線路を走る新幹線なら左右どちらに富士山が見えるかわかりやすいですが、空飛ぶ飛行機はわからないと思っている人は多いはず。 実は飛行機も自由に飛んでいるのではなく、路線によって使用する「航空路」が決まっており、基本的には搭乗する便によって左右どちらの窓から富士山が見えるか、概ね決まっています。さらに、問い合わせが多いのか、いくつかの航空会社の公式サイトでは、富士山がどちら側に見えるかが、Q&Aで紹介されています。 ■JAL(富士山どっち?) ■JANA(富士山どっち側で見られる?) ■フジドリームエアラインズ(富士山どっちに見える?) ■Jスカイマーク(Q&A) 天候状況などによっては、かならずしも同じ航空路になるとは限りませんが、上記のサイトでチェックしてから、富士山の見えるほうの窓側を指定すればオーケー。 ●航空路がわからない場合は、フライトレーダーで調べよう もし富士山がどちら側に見えるか公開していない航空会社を使用する場合は、民間航空機の現在位置やフライト情報がチェックできるサービス「Flightradar24」を使って調べるのがオススメです。Flightradar24で搭乗予定の便名を入力すると、過去のフライト情報(無料版は1週間ぶん)が閲覧でき、どのルートをフライトしたかが地図上で確認できます。この情報を参考にして、左右どちら側を選べば良いか判断するというわけです。 またFlightradar24でルートをチェックしておけば、離陸何分後くらいに富士山付近を通過するかも事前に確認しておけるので、うっかり寝てしまって見逃したというミスも防げます。 ちなみに(これは当然ですが)、翼の真横や翼近くの席は、翼やエンジンが邪魔になって富士山が見えにくいことがあります。機体の大きさにもよりますが、前方や後方のほうが富士山は見やすい席になっています。また窓側でも「窓なし席」があったりするので、座席指定する際は注意です。 空から雄大な富士山を眺めたいと思ったら、上記の方法を使って富士山が見えるサイドの窓側席を指定しましょう! この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama) 世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。 「旅人ITライターさとる」(IT系メイン) 「さとる・たべる・あそぶ」(旅行・エンタメ系メイン) 文● 中山智 編集●こーのス/ASCII