〔東京外為〕ドル、152円台前半=米長期金利低下で軟化(24日午後3時)
24日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、時間外取引での米長期金利低下を受けて、1ドル=152円台前半に軟化した。午後3時は、152円37~39銭と前日(午後5時、152円35~35銭)比02銭の小幅ドル高・円安。 午前は、米長期金利低下や加藤財務相が最近の円安進行について「足元では一方的な、急速な動きがみられる」などと発言したことからじり安となり、152円30銭台へ水準を切り下げた。 午後は、米長期金利の一段の低下で、152円10銭付近まで値を下げた。その後は、日経平均株価の持ち直しを眺めて、152円30銭台に切り返した。 東京市場は、前日の米国市場で153円台前半と約3カ月ぶりの高値水準を付けたことから、利益確定や持ち高調整の売りに押される展開となった。市場関係者は「153円台乗せはオーバーシュートで、水準調整が入った」(外為仲介業者)と説明する。 目先は、政府・日銀による介入警戒のほか、衆院選や米大統領選を控えていることもあり、「ドル円は上値が重くなる」(国内銀行)との声が聞かれた。 ユーロは正午に比べ対円で軟化、対ドルは小動き。午後3時は、1ユーロ=164円38~41銭(前日午後5時、164円25~27銭)、対ドルでは1.0788~0788ドル(同1.0781~0781ドル)。