【加部究のフットボール見聞録】決定力不足は“万国共通”。日本人だけの“不治の病”では…
東京Vの7倍のシュートを放った柏が0-2で…。
E・ジュニオは鳥栖戦でチーム最多タイのシュート4本を放ちながらも、ノーゴール。横浜を勝利に導けなかった。(C)SOCCER DIGEST
ベテランだけに露骨に苦虫を噛み潰すほどではないにしても、努めて平静を装い怒りを包み込もうとする姿勢が透けて見えた。 2日続けて似たような試合に遭遇した。どちらも攻め続けた方の指揮官が、浮かない表情で振り返った。 J1の横浜は、前後半それぞれ1度ずつしか鳥栖にペナルティエリアへの侵入を許していない。 「チャンスに次ぐチャンスが訪れたのに、3度もシュートがポストに当たる不運もあった。相手陣内に入りどう崩すかが問題だった。何度もペナルティエリア内に入ったが、そこでの判断や落ち着きに改善の余地があったかもしれない。前半はロングボールが増えて、それは狙いとは違った。だから後半は修正して、互いの距離感を詰めてショートパスをつないで攻められたんだが……」(アンジェ・ポステコグルー監督) 結局スコアレスドロー。ただし翌日J2の柏は、さらに酷い悲
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