山本由伸、2度目の実戦形式登板は2回1安打4奪三振「前回より試合に近づいた」 最速154キロ 制球乱れて声上げる場面も
右肩腱板損傷のため6月16日から負傷者リストに入っているドジャースの山本由伸投手が21日(日本時間22日)、本拠地でのマリナーズ戦の前に2度目の実戦形式の投球練習を行った。マイナー打者のべ8人に対し、2回、34球を投げて1安打、与四球1、奪三振4だった。最速は154キロを計測した。 【写真】実戦形式登板を終えた山本 手応えあり!?と言わんばかりロバーツ監督とグータッチ 16日に1回17球を投げて以来、中4日の調整をへて臨んだ実戦形式のマウンド。右打ちと左打ちのマイナーリーガー2選手に対し、初回は先頭をスプリットで空振り三振を奪うと、2人目は高めの直球で見逃し三振。3人目に四球を与えた場面では4球目のスプリットが引っ掛かり、「あーっ」と大声を上げる場面もあった。 二回は先頭を直球で二ゴロに仕留めた後、フルカウントから投げたカーブを左前へ運ばれる。しかし、そこから力強い高め直球で連続空振り三振。「細かい技術のことはまだなところはありますけど、全体的に前回よりも感覚よく投げられ、試合に近づいたかなという感じです」と手ごたえを口にした。 山本の投球を三塁側ベンチ前から見守ったロバーツ監督は「大きな前進だ。2イニング目は制球が少し乱れたが、いいボールを投げていた。とても良い日になった」と評価。今後は実戦形式の投球練習で3イニング、マイナー試合で4イニングを投げるプランを明かした。