柏崎刈羽原発をIAEAが調査へ テロ対策不備発覚で、東電が依頼
テロ対策の不備が相次いで発覚した東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)を国際原子力機関(IAEA)の専門家チームが訪れ、改善状況を調査して評価や助言をすることが5日、関係者への取材で分かった。東電が依頼した。25日から4月2日まで、専門家チームが現地調査を実施する。 柏崎刈羽原発では2021年1月以降、社員によるIDカードの不正利用や侵入検知設備の故障などが相次いで発覚。原子力規制委員会が同年4月、核物質の移動を禁じる事実上の運転禁止命令を出した。 規制委は昨年12月に命令を解除。斎藤健経済産業相は信頼回復に向けて外部から評価を受けるよう求めていた。