年金額が少なくても諦めないで。その年金増やせるかも!
さらに400円をプラスすると付加年金も
さらに老齢基礎年金の受給金額を増やす方法があります。本来の年金保険料は月額1万6520円(令和5年度)ですが、これに月額400円の付加保険料をプラスすることで、付加年金を受け取ることができます。先の例で見てみると下記のようになります。 400円×24月分=9600円 …付加保険料納付額 200円×24月分=4800円 …付加年金額(年額) 65歳から受け取り始めると、2年間で納めた保険料の総額に見合う受給金額に達します。それ以降は長生きするほど年金額が多くなります。 最後に注意点があります。60歳以降65歳までに任意加入で未納分を補塡(ほてん)することができるといっても、64歳になって不足している2年分を払うことはできません。基本的には未納だった月数(例えば24月)、毎月納付していく必要があります。気がつくのが遅れたら「15ヶ月分しか任意加入できなかった」となってしまいます。 「該当しているかな?」と気になった方は、ご自分の納付状況をご確認されることをお勧めします。 出典 日本年金機構 あなたも国民年金を増やしませんか? 日本年金機構 任意加入制度 日本年金機構 付加保険料の納付/5. 老齢基礎年金を受け取るときに加算される額(付加年金額) 執筆者:宮﨑真紀子 ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
ファイナンシャルフィールド編集部