MLB=ソーサ氏が薬物疑惑謝罪か、カブスオーナーは歓迎意向
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)カブスのオーナーを務めるトム・リケッツ氏は19日、輝かしい実績がありながらも薬物使用疑惑で米国野球殿堂入りを逃したサミー・ソーサ氏(56)を再び歓迎する意向を示した。 ソーサ氏はオールスター7回選出、シルバースラッガー賞6回受賞、年間最優秀選手(MVP)にも輝くなど、メジャー18シーズンで通算打率2割7分3厘、609本塁打、1667打点、234盗塁と活躍したが、キャリア終盤にドーピング疑惑が浮上して殿堂入りはかなわなかった。 19日、ソーサ氏が出したとみられる声明がソーシャルメディア上で拡散。「けがから回復し、162試合でプレーする力を維持するために何でも試した時期があった。規則を犯したことはないが、振り返ると、過ちを犯したと思う。謝罪したい」という内容だった。 ロイターはこの声明の信憑性をすぐには確認できなかったが、カブスのリケッツ氏は「彼以上にハードにプレーし、勝ちたいと思っていた選手はいない。完璧な人間はいないし、彼の野球、カブスへの情熱は疑う余地もない」とコメント。さらに「2025年のカブスのファン感謝祭に彼を招待するつもりだ。直前ではあるが、参加してくれることを願う」とも述べた。