「遅刻しがち」「仕事や家事にとりかかれない」のは性格のせいじゃない!ラクに時間を管理するコツとは<漫画>
「つまづく」のは脳のクセが原因
人によって「つまづく」ポイントは異なりますが、すべての原因は脳のクセにあるといいます。 「一人ひとりの外見が違うように、脳だって得意不得意があって当然」と本書。苦手な分野を知って、そこをうまく解きほぐしていけばいいのです。 時間管理が苦手な人の脳の特徴は、①抑制制御(がまん)が苦手、②時間感覚が不正確、③報酬遅延勾配が急(ごほうびを待てる時間が短い)、この3つ。 たいていの人が、がまんは苦手ではないでしょうか。物事をやり遂げること、目標を達成することは、努力やがまんが必要となってきます。 努力とがまんの先に喜びが待っていると理解していても、がまんから逃げてしまうのです。それが「脳のクセ」だから。 本書いわく「『がまんする力』は鍛えて強くなるものではない」。つまり、誘惑や外的な刺激を減らしたほうが即効性が高いのです。
いつも遅刻してしまう、そんな人は
早く起きたのにいつも遅刻してしまう。そんな人は、起床から家を出るまでのタイムスケジュールを書き出し、「スタート・プラン・モニタリング・脱線防止」に分類してみましょう。これらのどこで「つまづき」が起こっているのかがわかります。 「服探しに時間がかかっている(モニタリング)」や、「メイクしながら化粧品をネットで注文している(脱線防止)」など、誘惑や刺激にがまんできない時間が見えてきました。ここを制覇するために、「前夜に服をコーディネートしておく」「スマホでルーティンタイマーを管理」といった、スムーズに行動できる流れを作っていけばいいのです。 本書には多様な「つまづき」を例に、解決方法を漫画をまじえて解説しています。時間を味方につければ、1日が今まで以上に充実するはず。合言葉は「すーぷもだ」で、あなたも時間のスキルを身に着けませんか。 <文/森美樹> 【森美樹】 小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx
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