藤田譲瑠チマ(C)Getty images

日本サッカー協会（JFA）は3日、2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選に臨む日本代表メンバーを発表した。 日本代表、10月最終予選の招集メンバー発表！ 山場の連戦へ三笘や久保ら…大橋が初選出 これまでのアジア最終予選で中国代表に7-0、バーレーン代表に5-0で勝利し、連勝かつ計12得点無失点としている森保ジャパン。10月の活動では10日にアウェイでサウジアラビア代表、15日にホームでオーストラリア代表と対戦する。 そして、JFAは山場と見られる連戦に向けた招集メンバーを3日に発表。その中で、イングランド2部で活躍するブラックバーンFW大橋祐紀が初招集、パリ五輪でU-23日本代表の主将を務めた藤田譲瑠チマが2022年7月のE-1選手権以来、約2年ぶりのA代表入りとなった。グラスホッパーDF瀬古歩夢も昨年6月以来に復帰している。 記者会見に出席した森保一監督は、代表復帰となった2人について言及。藤田に関しては、「パリオリンピックでもアジア予選、そして本大会の舞台でも、チームの中心としてキャプテンとしてチームを引っ張り、国際舞台でA代表の舞台でも十分に通用するというプレーを見せてくれました」とベスト8に導いたパリ五輪でのプレーぶりを評価。そして、その後開幕を迎えたベルギー1部リーグでも、シント=トロイデンで定位置を確保し、チームに貢献している姿を見て招集に至ったことを明かした。 その後、代表での役割についても口に。「ボランチとして6番のプレーを主に彼の特徴として見てはいますが、6番の部分だけでなく、攻撃的な8番としての可能性を代表の中で見てみたいと思っています」と語った。 瀬古に関しては「このチームの立ち上げ、私の2期目の時にはスタートのところで招集させてもらった中、その後はなかなかできていませんが」と語る通り、昨年7月以降は代表に招集されず。それでも以降も継続して注目していたことを明かし、「成長しているところ、自チームでレベルアップしているところを確認しています」とクラブでの活躍が代表復帰に繋がった。 「今の我々の戦いの中で、彼がグラスホッパーでやっていることを発揮してもらえれば、戦力になり得る」と指揮官も期待。「若い選手ですし、今の実力プラス、将来の伸び代も彼はまだまだ持っていると思います。今の戦力、未来への更なるレベルアップを期待して、ジョエルも歩夢も、そして大橋選手も招集しています」と招集理由を明かした。