バウアーが来日初登板。すべての球種が一級品、高レベルの元サイ・ヤング賞投手【伊原春樹の野球の真髄】
5月3日の広島戦、来日初登板初先発で勝利を飾ったバウアー[写真=高塩隆]
元サイ・ヤング賞投手の実力は本物だった。メジャー・リーグで2015年から5年連続2ケタ勝利を挙げるなど通算83勝をマーク、20年には同賞を獲得したトレバー・バウアー。開幕前の3月中旬にDeNAが獲得を発表した右腕が5月3日の広島戦(横浜)で来日初先発を果たした。 味方の攻撃が終わると一目散にグラウンドへ。投球練習の初球、助走をつけて思い切り投じたが、これは強いボールを投げるために15歳から続けているルーティンだという。初回は150キロ超の直球主体で広島打線を三者凡退に封じたが、マスクをかぶる伊藤光のサインに首を振る場面も目立った。2回は二死からレッズ時代のチームメートだったデビッドソンに高めの直球を左中間席へ先制弾を浴びてしまう。その後も・・・
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週刊ベースボール