【高校サッカー】日章学園FW高岡伶颯、2回戦敗退で大会4得点も「後悔ない」 今後はプレミアリーグへ
◇第103回全国高校サッカー選手権2回戦 日章学園1―2矢板中央(2024年12月31日 千葉・フクダ電子アリーナ) 3年連続18回目出場の日章学園(宮崎)は2回戦で矢板中央(栃木)に1―2で敗れ、7大会ぶりの3回戦進出とはならなかった。イングランド・プレミアリーグのサウサンプトン加入が内定しているU―19日本代表候補FW高岡伶颯(3年)が1得点を挙げるも、後半20分に勝ち越しを許し力及ばず。高校サッカー生活に幕を下ろし、新たな舞台へ進む。 高岡の冬が終わった。試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、左腕に巻いていた主将マークを外し、仲間たちとハグを交わした。「後悔せずにやってこられた。キャプテンとしてチームに言葉もかけた。この舞台で、最高の環境に恵まれてやらせてもらった」。取材エリアでは充実ぶりを口にした。 今大会の目標に「20得点」を掲げて臨んだ。初戦・西目(秋田)戦ではハットトリックをマーク。この日は0―1で迎えた前半25分だった。中盤で自らボール奪取すると、一度味方に預けて前線へ向かう。最後はドリブルで左サイドを突破したMF有働嵩常(3年)からのクロスに滑り込みながら合わせてネットを揺らした。 だが、相手の堅守に追加点は奪えず、チームは惜敗。目標のゴール数にも届かなかったが「後悔なくできた」。高校サッカー生活を「野心に火がついた3年間だった」と振り返った。 今後はプレミアリーグに戦いの舞台を移す。「自分の泥くささ、野心を忘れず、どこのポジションでも“絶対決めてやる”という気持ちで、自分が決めて勝つ意思をしっかり持ちたい」と高岡。さらなる高みを目指し、新たなステージへ挑戦する。