小泉元首相が会見(全文1)原発が「安全・安い・クリーン」はウソ
新党をつくるより自民を変えるほうが早い
記者3:(英語) 小泉:私が当選したのは1972年の衆議院選挙。これは初めて当選したんですが、その間いくつもの新党ができましたけれども、もうその新党の名前を忘れたぐらい消えてなくなっちゃいました。こういうことを考えると、新党をつくるよりも自民党を変えるほうが早いと思いますね。自民党はなんで長年政権を担当していたか。自民党は本来、さまざまな意見の集合体ですからいろんな国民の意見を持っている議員が集まって。やっぱり、ここまで政権を担当していたということは、他の政党よりも多数の国民の支持を得たからだと思っています。だから議員が当選する、国民の多数の意見を尊重する政党なんです。 しかし、残念ながら原発の問題については多数の意見を尊重していない。このまま、今のままで原発政策を進めていれば自民党は今後、将来、選挙で数を取れると思わない。それにいつ気付くかですよ、自民党が。だから自民党よりも新党つくれという意見、よく私も言われるんですけども、それよりも自民党を変えるほうが早い。そう思っているから、私はさまざまな新党ができましたけれども、自民党で変人と言われながらも変わらなかった。自民党を変えることに成功した。だから自民党議員にも新党をつくるよりも自民党を変えることに専念したほうがいいと思っています。 【連載】「原自連」小泉元首相が会見(全文2)へ続く