小泉元首相が会見(全文1)原発が「安全・安い・クリーン」はウソ
日朝首脳会談は正恩委員長の気持ち次第
記者2:プレス【ホー** 00:15:27】日本特派員の【フー 00:15:28】と申します。小泉元首相が首相になったときには、一番、私たちが感激したのは政治決断なんですけれども、今2つ聞きたいんですけれども、もし首相にまた戻ったら、この原発なし、ゼロのことは政治決断で可能か。またもう1つは最近、北朝鮮はもうアメリカとか、もう会うことになるかもしれませんが、安倍首相は会う可能性はどのぐらいありますか。政治決断で可能でしょうか。 小泉:まず2つ目の質問は安倍総理が北朝鮮のトップと会うかってことですか。これは日本の安倍首相は会う気持ちがありますよ。しかし、先方の北朝鮮の正恩委員長が会う気持ちがあれば会います。相手次第です。私はそう思う。
そのときの総理が原発ゼロと言えば自民は変わる
それから最初の質問だけれども、もう私はこれから政界に復帰することはあり得ない。だから私が、元総理がまた総理にカムバックしたか、あり得ない質問だけれども、これは私じゃなくても自民党の総裁が総理になった場合、総理が、そのときの総理が原発ゼロをやろうと言えば、自民党ががらっと変わります。ほとんどの議員が賛成に回っちゃう。だから与野党一緒に協力できる原発ゼロ政策を推進しますよ。 だから、もしこれから数年後に新しい総理が自民党、支持を得た総理が「原発ゼロ進めます」、有識者専門家を集めてどういう対策がいいかということをはっきりと打ち出せば、これは日本がかなり早い速度で、原発ゼロで、自然エネルギー電源によって経済発展できる体制をつくることができると思います。しかし今の安倍政権は無理だね、もう。ここまで踏み込んじゃったから。安倍政権はやろうとも思わないだろうからそれは無理だけど、近い将来、私は国民の支持によって自民党も変わってくると思うから、原発ゼロは必ず実現すると思っています。
戦争は得策じゃないと正恩氏は思った?
司会:(英語) 小泉:同じことを安倍総理がするかっていうと、今の状況も違いますけれども、私が思うに安倍総理はいつも北のトップが会う気持ちがあるなら会って、率直に話したいと思っていると思いますよ。で、今回、北朝鮮の金正恩委員長が韓国の大統領と会談すると。しかも自らの安全、自らの北朝鮮の体制、安全が図れるんだったら核実験もしない。こういう柔軟な姿勢を打ち出したということは、これはやっぱりトランプ大統領、何をするか分からない、危機感を感じたんでしょうね。 金正恩もまだ若い、将来長い。戦争を始めるのは得策じゃないと思ったんじゃないかなと。そういう方向に進んでいくことを期待していますね。米朝直接対話。核兵器を持たないほうが、はるかに北朝鮮は発展するぞという説得を北朝鮮側が受け入れてくれることを期待しています。